『文脈力こそが知性である』頭の良い悪いは”状態”である
頭のいい悪いとは”状態”である
私は、頭のよさとは基本的に「状態」であると考えています。頭のいい人、悪い人がいるのではなく、誰にも「頭のいい」状態のときと、そうでないときがある。その「頭のいい」状態とは、何かが何かとつながったときだと思います。
ここでいう「何かが何かとつながったとき」というのは、
たとえば分数のできなかった子どもが、できるようになったときの「あっわかった!」「できた!」といううれしさもまた、意味をつかまえられた喜びです。
というように、
それまで分からなかったものが、分かるようになったということです。
「分かる」という現象は、それまで「分からなかった」ものが、
脳内のデータを結びついて、「分かるようになった」とも言えるでしょう。
つまり全てその人の脳の中で起こっているということです。
だから、頭がいいというのは状態だ、ということになるんですね。
常に頭がいい状態の人はいません。
とするとカギは再現性ですね。