アウトプット入門

アウトプットできなかった人がアウトプットできる人になるためのブログ

『うつヌケ』なんだかよく分からないから怖いんだ

 

 今日ご紹介したいのは『うつヌケ』

昨年話題になった本です。

うつ病から回復した人たちのエピソード集が漫画になっています。

 

みなさん、うつ病って、身近に感じていますか?

 

僕の職場では、はっきり「うつ病」だとは聞いていないものの、

気づいたら長期間おやすみしている人が何人かいるんです。

 

仮に、強いストレスをずっと受け続けると

うつ廟になるとするじゃないですか。

かなりざっくりなんですけど。

 

そうすると、うつ病って、誰もがなりうるものなんですよね。

 

でもその実態は意外と分かっていない。

何が原因でなっちゃうの?とか。

どうやったら直せるの?対処法は?とか。

 

なんとなく、「ストレスを溜め込まないようにすればいいんでしょ」

くらいに思っている人が、結構多いんじゃないのかな、

と思います。

 

この本には、「自分の場合は」こうやってうつ病になった。

こうやってうつ病から抜け出した。

というエピソードが書かれています。

 

つまり、誰にでも当てはまるとは限らないけど、

ということが前提にあるんです。

 

非常にデリケートだし複雑な問題なので、

こうすれば絶対大丈夫!

みたいなことは言えないのでしょうけど。

 

でも、それでも具体的な事例を何人もの人に語ってもらうことで、

ある程度傾向が見えてくるし、

「これは自分にも当てはまるかな?」だとか

「これはちょっと違うかも」というように

「自分ごと化」させることができる。

 

で、そうすると、「うつ病」という存在が自分の中で

"なんだかよく分からないもの"

から

"ほんの少しだけ分かってきた"

状態になる。

これが、ものすごく大きいことなのかなと思います。

 

"なんだかよく分からないもの"って、

それだけで結構怖いんですよ。

これって「放射能」にも同じことがいえるんじゃないかと

考えていて。

 

さっき『うつヌケ』を読んでいたら、

急にこの本『知ろうとすること。』のことを思い出したんです。 

でも、放射能のことを闇雲に怖がっていても先に進めないんです。いま必要なことは、事実を知って正しく怖がることなんだと思います。

 

うつに関しても「事実を知って正しく怖がる」ことが大切かなと。

 

『うつヌケ』は漫画だし、専門的な言葉は少ないので、

とても分かりやすかったです。

 

ストレスと無縁な生活ができる人はいません。

誰でもうつ病になる可能性はある

という前提で、

「自分に役立つヒントがあればいいな」

くらいの感覚で読んでみてはいかがでしょうか。