『神・時間術』使うために学ぶ
樺沢紫苑 著『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
「おわりに」より
私は精神科医として、一つのミッションを掲げています。
それは、「日本人の自殺・うつ病」を減らすということです。
「そんな大それたこと、どうやってやるんだ?」と多くの方が思うでしょうが、その戦略は簡単です。日本人の自殺や過労死が起きる理由は、日本人の労働生産性の低さ、効率の悪い働き方、仕事中心で「自分の健康」や「家族」を犠牲にしたワークスタイルが原因だ、と私は考えます。
つまり、日本人の「ワークスタイル」さえ変われば、自殺も過労死も今の半分以下へ激減すると思っています。
警察庁の2017年12月末の速報値によると、2017年の自殺者数は21140人だそうです。
精神科医とはいえ、1人のお医者さんが診察できる患者さんの数は限られていますからね
・・・。
もっと別の方法で自殺・うつ病を減らそう。
とても素晴らしいビジョンですね!
日本人の労働時間に対する生産性の低さはずっと前から指摘されていますよね。
僕ですら何回も聞いたことがある話です。
でもそれって、サラリーマンだけの話なのでは?
お医者さんには関係無い話じゃないの?
ところがそうでもないようです・・・。
「はじめに」より
私は精神科医として病院に勤める勤務医でした。勤務医というのは、勤務時間に拘束され、ほぼ毎日残業ですから、サラリーマンと変わりません。
(中略)
帰宅は11時過ぎ。1日14時間労働、終電間際の帰宅が当たり前です。
なんと僕よりはるかに過酷な労働環境です・・・。
僕だったらすぐに逃げ出します。
そんな地獄のように多忙な生活をしていたある日、目が覚めると強い耳鳴りに襲われました。疲れているだけだろうと放置していたら、日に日に耳鳴りが強くなり、やがて片耳はほとんど聞こえなくなりました。あわてて耳鼻科を受信すると、「蝸牛リンパ腫」(突発性難聴の類縁疾患)と診断されました。「原因は何ですか?」と尋ねると、「ストレスです」と言われました。
皮肉なことに、精神科医がストレスで病気になってしまったのです。
時間術を変えるきっかけは、ご自身の体験によるものだったのですね。
病気になるほどとは言いませんが、
人って本当に切羽詰まらないと、行動できないですよね。
特に自分の内面に関わるようなことは。
とはいえ何かにつけ大ピンチになっていたら大変なことになるような気もしますが・・・。
この本でもアウトプットしていきますが、
本に書かれている内容はもちろん、実際にこの時間術を使ってみてどうだったか?
ここにフォーカスしていきたいと思います。
神・時間術を手に入れて、神がかったパフォーマンスを発揮するぞ!!