『お金2.0』でアウトプットしてみた!
佐藤航陽 著『お金2.0』
読みましたー。
僕にとって、今回が初めての本を読んでのアウトプットになります。
アウトプットの形には、書評だとか、本の紹介だとか、
読書感想文だとか、色々あるのでしょうが。
僕の場合は特に形にとらわれずに、とりあえず書いてみたいと思います。
『お金2.0』は、下記の構成になっています。
●はじめに
●第1章 お金の正体
そもそもお金ってどうやって生まれたの?
経済ってどういうふうに回ってるの?
現時点でのお金や経済の仕組みが書かれています。
お金や経済に詳しくない人でも理解できるように、
たっぷりボリュームを割かれています。
ページ数はこの第1章が一番多いです。
●第2章 テクノロジーが変えるお金のカタチ
生活に関わる仕組みが大きく変わる背景には、
テクノロジーの発展があるよ、ということが書いてあります。
例えば硬貨や紙幣を作るのには、高度な造幣技術が必要ですよね。
今はITの急速な発展により、電子決済がかなり一般化してきました。
で、今はビットコインを代表とする仮想通貨がかなり話題になっていますよね。
これからは政府などの中央組織が管理しなくても、
個人が独自の経済システムを作り出すことも可能になるそうです。
沖縄では「琉球コイン」なるものを作ろうとしているらしいです。
「琉球コイン(仮)」沖縄で構想 店舗決済・投資呼び込む狙い | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
●第3章 価値主義とは何か?
資本主義によって、お金がお金を生む経済、お金を増やすことのみを追求する経済が
発展してきましたが、
これからは「お金にはならないが、価値があるもの」に注目が集まっていきます。
昔では、Youtuberが職業になるなんて、考えられませんでしたが、
今は小学生の将来なりたい職業の上位にランクインします。
twitterのフォロワー数とかFacebookのイイね!も、
これまではお金に結びつかなかった価値ですが、
今のテクノロジーではこれら内面的な価値で経済を作れるのです。
●第4章 「お金」から解放される生き方
国家が作る経済システムに依存しなくても良い時代がやってきます。
自分で選んだ経済圏で稼ぐことが容易になってきます。
そうすると今後大事になってくのは、個人のブランド価値を高めることです。
●第5章 加速する人類の進化
日本では生活のインフラが電子化されることにそこまで実感がありませんが、
エストニアでは行政手続きや投票も電子化されていて、
仮想通貨エストコインを独自に発行しようかなんて話もあるようです。
これって国家にしかできないことではなくて、
もしかしたら近い将来、日本で「楽天コイン」なんてものができるかも?!
●おわりに
書かれている内容はこれだけではありませんので悪しからず。
お金や経済についてよく知らないという人にはかなり刺激的な本だと思います。
今まで当たり前と感じていたお金に関する概念が崩されているし、
想像したことがないような概念が書かれていて、
人によっては面食らうかもしれません。
僕はなんだかSFっぽい印象を受けました。
未来都市の話のような。
しかし日本でもビットコインという言葉はTVやインターネットで
毎日目にするようになりましたし、
この本に書かれているような経済システムが身近になる日は
意外と近いのかなと思います。
これからお金や経済を取り巻く
環境の変化が気になる人にはオススメですよ!
こういった新しい概念の話は、必要以上に警戒しないようにしたいですね。
既存の経済システムが無くなるわけではありませんし、
稼ぎ方の選択肢が広がるということは、
新しいビジネスチャンスを手にすることも容易になるわけです。
このブログがもっと読者数が増えれば、僕のブランド価値も高まるかな、笑
この本を読んでいてい思い出したのが、子供の頃に遊んでいたこども銀行。
おもちゃのお金で遊んでいたようなことが、
仕組みをしっかり作れば現実になる?!